この記事では残土の処分方法や処分時の注意点をご紹介していきます。
一般的に残土とは、土木工事や建築工事の際に発生する廃棄物のことです。
土自体は産業廃棄物になりませんが、各種工事に伴いコンクリート片や金属などが入っていると産業廃棄物として扱われるようになります。
この記事では、残土を処分する方法とその内容、残土の処分におすすめの回収業者を詳しくまとめました。
残土の処分に困っている方は、ぜひ最後までご覧になっていってください。
目次
残土の処分や無料持ち込み可能なホームセンターはほぼない
結論からお伝えすると、残土の処分や無料持ち込み可能なホームセンターというのはありません。
僅かながら、園芸用や家庭菜園用の土であれば条件付きで引き取ってくれるところもありますが、産業廃棄物扱いとなる残土を回収してくれるホームセンターはないということを覚えておきましょう。
ホームセンター | 残土の処分・可否 |
---|---|
カインズ | 不可 |
コメリ | 不可 |
ビバホーム | 不可 |
島忠ホームズ | 条件付きで可 |
例えば全国に店舗を展開しているカインズの場合、土の回収については以下のように答えています。
カインズでは、無料・有料にかかわらず、引き取りはしておりません。
【店舗】土や石材の引き取りはやっていますか?|カインズHP
処分方法につきましては、お住いの自治体に確認をお願いいたします。
そのほか、コメリやビバホームも同様の対応です。
唯一、東京近郊と大阪近郊に出店をしている「島忠ホームズ」では、リサイクル対象の商品(園芸用の土など)を買うことで不要な土を処分してもらえるサービスが提供されています。
とはいえ、引き取ってくれるのは「購入した土と同量まで」となっていますので、大量の残土を処分できるわけではありません。
残土の処分方法は3つ
個人宅や事業所の敷地内に余っている残土を処分する方法は以下の3つです。
- 土嚢などに再利用
- ジモティーを使って別の人に譲渡
- 不要品回収業者に依頼
それぞれの内容とメリット・デメリットを解説していきますので、ぜひ参考にしてみてください。
土嚢などに再利用
自宅の庭に余っているくらいの残土であれば、不純物を取り除いて土嚢にしてしまうというのもひとつの手です。
ある程度まとまった数の土嚢があれば、台風時の浸水予防に役立てられます。
また、汚染されていない残土なら腐葉土や石灰と混ぜることで家庭菜園用の土として再利用することが可能です。
自身でリサイクルすればそれほどコストも掛かりませんので、残土の量や状態が合う方は試してみてください。
ジモティーを使って別の人に譲渡
ジモティーでは残土を譲渡している方、残土を欲しがっている方をよく見かけます。
そのため、自身で発送できるくらいの量ならジモティーに出品してみましょう。
条件が合えば無料で残土を引き取ってもらえるかもしれません。
なお、実際に投稿されているものとしては「庭土、田んぼ、畑の残土をください(費用0円)」「残土引き受けます(処分費用1台3000円)」などが挙げられます。
ただし、石や根っこは取り除いておくことが条件のものも多いので、あらかじめ内容をチェックしておきましょう。
ちなみにジモティーに出品してもすぐに引き取り手や買い手が付くとは限りません。
いますぐ残土を処分したい方は、次の方法を参考にしてください。
不要品回収業者に依頼
できるだけ早く残土を処分したい場合は「不要品回収業者」に依頼を出しましょう。
不要品回収業者の利用には費用が発生しますが、自分で土を詰めたり運んだりする手間は掛かりません。
残土の処分方法で悩むストレスや発送時の手間や時間を考えれば、多少のお金を払ってでも不要品回収業者に任せるのがベストと言えます。
また、こちらの方法は大量の残土を処分する場合にもおすすめです。
事業所の敷地内に個人では対処しきれないほどの残土があるといった方は、ぜひ産業廃棄物に対応する不要品回収業者を頼ってみてください。
残土を処分する際の注意点
ここからは残土を処分する際の注意点をご紹介していきます。
残土はルールを守って正しい捨て方をしないと罰則を受ける可能性が出てきますので、ぜひこちらをご覧になっておいてください。
残土を一般ごみとして捨てられる自治体は少ない
新築工事やリフォームなどによって発生した残土を一般ごみとして捨てられる自治体はあまりありません。
大半の区市町村は残土の回収をおこなっていないので、その点はしっかりと理解しておきましょう。
新宿区では、土・石・ブロックをごみとして収集できないため、専門業者へ依頼してください。
よくある質問と回答|新宿区HP
区では収集できないもの
区では収集できないもの|目黒区HP
有害性・危険性のあるもの、著しく悪臭を発するもの、その他特殊なもの
ガスボンベ、石油類(ガソリン・軽油・灯油・シンナー・塗料など)、工業製品、花火、マッチ、バッテリー、タイヤ、ピアノ、耐火金庫、土・砂など
特に都心部の自治体では「土自体」が一般ごみとして出せないようになっています。
こうしたルールを知らないとトラブルを招いてしまうので気を付けてください。
山などに残土を捨てるのは不法投棄にあたる
「残土は結局のところ土なので、山など自然の場所に捨てれば良いのでは?」と考える方もいることでしょう。
しかし、残土を勝手に捨てることは「不法投棄」にあたります。
産業廃棄物の不法投棄、野外焼却等や残土の無許可埋立てが人家の少ない山中をはじめ、市街地や海岸部でも行われています。
産業廃棄物・残土関係|千葉県HP
これらの行為は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」や「千葉県土砂等の埋立て等による土壌の汚染及び災害の発生の防止に関する条例」で禁止されています。産業廃棄物の不法投棄・野外焼却に対する罰則は重く、5年以下の懲役若しくは1,000万円以下の罰金(又は併科)、法人に対しては3億円以下の罰金となります。
ご覧のように、産業廃棄物として扱われる可能性が極めて高い残土を私有地や国有地に捨てることは法律や条例で禁じられています。
また、許可を得ずに残土を埋め立てる行為も不法投棄となりますので注意しましょう。
ちなみに不適切な形で残土を埋め立てると地盤の軟化や土砂崩れの原因になりかねません。
こうした理由からも、残土は正しい方法で処分しなければいけないわけです。
残土処分場に持ち込みをしても費用は掛かる
都心部から離れた郊外に住んでいる場合だと、近くに産業廃棄物処理場があるかもしれません。
産業廃棄物処理場では残土に対応しているところもありますが、自分で持ち込んだとしても費用は掛かります。
なお、残土の処理に掛かる費用はだいたい「1トンあたり1,500円~1,800円」くらいです。
地方によって金額が変わることもあるので、事前に確認をしておきましょう。
また、産業廃棄物処理場に残土を持ち込むためには「トラックを手配する」「自分で残土を積み込む」といった手間や労力も掛かります。
単純な処分費用だけ比べると安く感じられるかもしれませんが、トータルのコストや掛かる時間を考えれば不要品回収業者を利用した方が良いと言えるでしょう。
残土処分で困っているなら「信太商店」がおすすめ
当社(信太商店)は各自治体から正当な認可を受けて営業をおこなっている産業廃棄物収集運搬業者です。
残土の回収や処分といった作業にも対応していますので、残土の捨て方に困っている方はぜひご連絡ください。
信太商店は残土処分にも対応する不要品回収業者
事業者名 | 信太商店 |
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所在地 | 東京都渋谷区富ヶ谷2-5-6 |
電話番号 | 0120-937-277(フリーダイヤル) |
主要取引先 | NHK、防衛省、ヤマト運輸株式会社、JAXA、海洋研究開発機構など多数 |
産業廃棄物収集運搬業/営業許可 |
|
公式URL | https://www.shida-eco.com/ |
信太商店は関東一都六県(+静岡県)に対してサービスの提供をおこなっている不要品回収業者です。
また、土のリサイクル事業も展開していますので、残土の回収や処分は非常に得意とするところであります。
さらに当社では建築系廃棄物全般の回収をおこなっているため、敷地内に残されたすべての不要品・産業廃棄物をまとめて処分することが可能です。
残土以外にがれき類・コンクリートくず・金属ゴミなどで困っている方はぜひご相談ください。
信太商店の残土処分実績・費用
信太商店ではこれまでに数多くの残土処分作業をおこなってきています。
その一例を自社HPに掲載していますので、ぜひ参考までにご覧ください。
個人宅の場合だと、残土だけでなく不要な庭石や庭木などの撤去がセットになることもありますが、そういったご要望にも当社は対応しています。
なお、残土処分に掛かる費用は「1トンあたり4,000円~」です。
仮に「敷地までの経路が複雑で作業車が入ってこれないかもしれない」「作業スペースが狭いため他社で断れた」といったことで悩んでいる場合には一度お問い合わせください。
信太商店はお客様のご要望に合わせた様々なプランを用意しています。
信太商店に残土処分を依頼する際の流れ
当社に残土処分を依頼する際の流れは以下の通りです。
- 電話・メールなどから問い合わせ
- 作業内容の聞き取り(見積もりのご提案)
- 必要であれば現地での見積もりを実施
- 契約成立
- 指定した日時にて作業を実行
電話番号 | 0120-937-277(フリーダイヤル) |
---|---|
メールアドレス | shida@shida-eco.com |
見積もり問い合わせフォーム | https://www.shida-eco.com/contact |
当社での見積もりはすべて無料です。
仮に現地調査が必要な場合でも見積もり費用は一切かかりません。
なお、残土にコンクリート片や金属片などが混じっていてもそのまま回収作業ができます。
そのため、お客様側が事前に不純物を取り除いたりする必要はありません。
ほかにも何か分からないことがあれば、お気軽にお尋ねください。
まとめ
- 残土は産業廃棄物として扱われるケースが大半
- 自治体では残土の回収をおこなっていない
- 残土を処分するなら「信太商店」がおすすめ
残土を処分する際は、基本的に産業廃棄物の回収をおこなっている業者に任せることになります。
信太商店ではどんな量の残土でも素早く回収に伺いますので、まずは一度当社までご連絡をください。