ペットボトルを使ってスズメバチを駆除する方法|作り方・設置場所・時期を解説
  • ペットボトルを使ってスズメバチを駆除する方法を知りたい
  • ペットボトルトラップの材料や作り方を知りたい
  • 自分でスズメバチを駆除する際の注意点を知りたい

この記事では、ご覧のような疑問を解消するために蜂駆除用ペットボトルトラップの作り方や設置場所について解説していきます。

ペットボトルを使った蜂用のトラップは誰でも簡単に作ることが可能です。

また、ドラッグストアにはスズメバチ誘引捕獲器などが市販品として売られていますので、そちらを使っても自分で蜂の駆除ができます。

ただし、ペットボトルトラップや誘引捕獲器を使用するときには「場所」「時期」を考えなければなりません。

ここではペットボトルトラップを使ってスズメバチ・アシナガバチを駆除する際の注意点もまとめましたので、ぜひご覧になっていってください。

\被害が拡大する前に!/

(素人でも巣の駆除はできますが、刺されると非常に危険です。)


ペットボトルを使ってスズメバチを駆除する方法

まずは早速、ペットボトルを使ってスズメバチを駆除する方法を見ていきましょう。

蜂用ペットボトルトラップは自宅にあるもので簡単に作れます。

画像付きで作り方のコツを説明していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

蜂用ペットボトルトラップの材料

スズメバチの駆除に役立つペットボトルトラップの材料は以下の通りです。

蜂用ペットボトルトラップの材料
  • 2Lのペットボトル容器(凹凸が少ないもの)
  • カッター
  • 定規
  • 計量カップ
  • ろうと
  • 紐または針金
  • 蜂用の誘引剤(後述)

簡単に言えば、ペットボトルの空容器に誘引剤を入れ、女王バチが飛んできそうな場所に吊るしておくといったイメージです。

春先になると女王蜂が冬眠から覚醒し、働き蜂となる子供を産み、その後に営巣をおこなうようになります。

つまり、たくさんの働き蜂を産む前に女王蜂を捕えられれば、大きな蜂の巣を作られる心配がなくなるということです。

そんな女王蜂を捕まえるための誘引剤は以下のような材料で作れます。

  • 酒(300ml)+砂糖(125g)+酢(100ml)
  • 焼酎(250ml)+オレンジジュース(250ml)
  • ブドウ風味の乳酸菌飲料(180ml)+水(120ml)

※2Lペットボトルの場合

誘引剤の配合や量は目安です。
酒・糖分・酸味といったものが入っていれば誘引剤としての効果は発揮されます。

参考:名古屋市HP|ペットボトルでスズメバチトラップを作りましょう

蜂用ペットボトルトラップの作り方

スズメバチの駆除を目的としたペットボトルトラップの作り方は以下の通りです。

蜂駆除ペットボトル作り方
引用:山口市HP|ペットボトルトラップで、スズメバチの営巣を予防しましょう

こちらは山口県山口市のHPから引用させてもらいましたが、蜂の巣ができやすい地域であれば市や区の公式サイトに同様の解説が載っている場合がありますので、そちらもご覧になってみてください。

ペットボトルトラップの作り方とポイント
  • 切れ込みを入れるのはキャップから2~3cm下側
  • 切れ込みは「上部を外側」「下部を内側」に折る
  • 吊るしたペットボトルが落ちないように紐または針金をしっかりと取りつける

切れ込みが大きすぎるとせっかくペットボトル内に入ったスズメバチが逃げてしまいます。

そのため、定規を使って「2cm」というサイズをきっちり守りましょう。

また、ペットボトルトラップを仕掛けるのは4~5月ごろとなりますが、地域によっては雨風が強く降るところもありますので、木などから落ちないようしっかりと固定してください。

蜂用ペットボトルトラップの設置場所

スズメバチの駆除を目的としたペットボトルトラップを設置する場所は以下の通りです。

ペットボトルトラップの設置場所
  • 直射日光が当たらないところ(蒸発を防ぐため)
  • ベランダや軒下から離れたところ(家屋への浸入を予防するため)
  • 子供やペットが触れないところ(1.8m~2m以上が望ましい)

ペットボトルトラップを仕掛けてもすぐに女王蜂が捕まるとは限りません。

1週間ほど設置しておくことを考えると、誘引剤が蒸発しづらい日陰に置くことが適切と言えます。(液剤が少なくなったら交換)

また、家屋から近いところに設置すると蜂が寄ってきてしまいますので、できるだけベランダや軒下から離れた場所に仕掛けましょう。(蜂が寄り付きそうな木々、植物が生えている場所が狙い目)

そのほか、自分の家だけでなく近隣の子供やペットが勝手に触らないよう、高いところに設置するということも忘れてはいけません。

念のため、ペットボトルに「スズメバチ用」などと書いておくと、よりトラブルを避けられます。

補足:スズメバチ誘引捕獲器・ハチトラップは市販品でも可

ドラッグストアには「スズメバチ誘引捕獲器」「ハチトラップ」などの市販品も売られています。

自作のペットボトルトラップで効果が出るか不安という方は、こうした商品も使ってみてください。

なお、値段はひとつ1,000円~2,000円くらいです。

ペットボトルで蜂(スズメバチ・アシナガバチ)を駆除するときの注意点

ここからは自作のペットボトルトラップでスズメバチやアシナガバチを駆除するときの注意点を解説していきます。

先ほどご紹介したトラップはスズメバチだけでなくアシナガバチにも有効です。

一般的にアシナガバチはスズメバチより危険度が低いと思われていますが、アシナガバチに刺されて死亡する事故というのも発生していますので、どちらを対象とする場合でもトラップを設置するときは十分に気を付けてください。

ペットボトル内で死んでいる蜂でも毒針には気を付ける

ペットボトルトラップを使って蜂を捕獲した後は、中身とペットボトルを分別して捨てることになります。

この際、すでに死んでいる蜂でも毒針には気を付けましょう。

死んでから間もない蜂は、胴体部分を刺激すると針が出てきます。

処分方法
1.ポリ袋の中に新聞紙を敷き詰める
2.ペットボトル上部を切断し、中のスズメバチ等を出しやすくする
3.トラップの中身を袋に出す
4.袋をしっかり縛り、燃えるゴミとして処分する

引用:青梅市HP|ハチトラップ

こちらは蜂用ペットボトルトラップの捨て方の一例です。

捨て方は自治体によって異なる場合がありますので、自分が住んでいる地域の市役所HP・区役所HPをご覧になってください。

ペットボトルトラップの設置は5月ごろまで

自作のペットボトルトラップでスズメバチやアシナガバチを捕まえられるのは5月ごろまでとなっています。

6月以降になると働き蜂の数が増えますので、トラップを仕掛けると逆に蜂が集まってきてしまい危険です。

また、ペットボトルトラップを設置する際は夜間または早朝におこないましょう。

蜂は日中動き回り、夜間は巣の中で休みます。

昼間の時間帯に誘引剤入りのペットボトルを持っていると蜂に刺されるリスクが高まりますので気を付けてください。

なお、すでに自宅近くの蜂の巣が大きくなっている場合は、無理をせずプロの駆除業者に頼りましょう。

アシナガバチの駆除もスズメバチと同程度の注意が必要

先ほども少し触れましたが、アシナガバチはスズメバチと同じくらい注意が必要な蜂です。

実際、アシナガバチに刺されて死亡する事故というのは少なくありません。

作業者Cが左手首をアシナガバチに刺された。Cは、持参していたアンモニア水を左手首に塗布したが、痛みがとれなかった。そのため、約5mほど離れた甲川の中洲へ行って刺されたところを冷やしていたところ、突然その場に倒れてしまった。これを見ていた他の作業者たちは、Cを救出するとともに、救急車を呼んで病院に収容した。

引用:職場のあんぜんサイト(厚労省)|河川敷の草刈り作業中にアシナガバチに刺され、死亡

アシナガバチとスズメバチは持っている毒性が似ているため、すでにどちらかの蜂に刺されたことがある人だとアナフィラキシーショックを引き起こす可能性があります。

また、毒性が弱いアシナガバチでも1回に複数個所を刺されればアナフィラキシー症状が現れることもあるため、ペットボトルトラップを設置するときは長袖・長ズボン・軍手等の着用を心掛けましょう。

ペットボトルトラップでスズメバチを駆除できなかった場合は信太商店まで

信太商店・蜂の巣駆除lp画像
蜂の巣駆除はプロにお任せください!

「自宅や事業所などにスズメバチの巣ができて困っている」
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こうしたお悩みを持つ方は信太商店までご相談ください。

当社は東京を中心に関東一都六県、静岡県で営業活動をおこなっている産業廃棄物処理業者です。一般廃棄物・産業廃棄物の回収や処分だけでなく、蜂の巣の駆除・撤去といったご依頼にも対応しています。

信太商店ならではの蜂の巣駆除サービス
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  • 特に高所に作られた蜂の巣駆除は信太商店まで

信太商店では「即日見積もり」「即日対応」をモットーに、迅速なサービス提供を心掛けています。

スズメバチの巣は時間が経つごとに大きくなり、その分だけ駆除費用が上がる傾向にあります(他社の場合)ので、できるだけ早く撤去することが重要です。

しかし、信太商店では蜂の種類ごとに一律の駆除料金を設定しています。そのため、どの時期でも同じ費用で蜂の巣駆除を依頼することが可能です。

料金は「スズメバチの巣:50,000円+税」「ほかの蜂の巣:30,000円+税」(どちらも出張費込み)となっています。多くの蜂の巣駆除業者とは異なり、最初から出張費込みの料金なので後から追加費用が発生することはありません。

蜂の巣駆除業者の中には「最低作業料金」だけを広告に掲載し、実際に見積もりを取る段階で出張費や交通費を加算するところが多々あります。

信太商店では後から費用が増える心配・不安をなくすために、一律の料金設定を採用しています。

また、本来は特殊な廃棄物回収業務をおこなっていることもあり、高所での作業を得意とするのも当社の特徴です。

他の蜂の巣駆除業者では対応できない(届かない)ような場所に作られたスズメバチの巣でも素早く撤去できるところが信太商店ならではの強みと言えます。

敷地内にスズメバチの巣を作られて困っている方は、ぜひ一度当社までご相談ください。

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