この記事では庭木などの樹木を伐採したあと、残った根っこを取り除く「抜根作業」におすすめの道具をご紹介していきます。
抜根作業に使う道具は実に多くの種類があり、用途ごとに異なる道具を使用することが一般的です。
簡単に言えば「複数の道具を使って木の根っこを引き抜く」といったイメージになります。
ここでは「切り株の周りを掘る」「根を切る」「引き抜く」ために必要な道具、実際に抜根作業をするときの手順を分かりやすくまとめました。
こちらをご覧いただけば自分で抜根作業ができるかどうか、自力で抜根作業ができないときはどうすればいいのかが分かります。
合わせて、抜根作業を得意とするおすすめのプロ業者もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
目次
自力で庭木(樹木)の抜根作業は可能?庭DIYのコツを解説
ある程度「小さい木の根っこ(目安:木の大きさ3~5m)」であれば、自力で引き抜くことは可能です。
- 庭などの外構部分をリフォームしたい
- しかし、業者に頼むほどお金はない
- 自分で庭木の伐採や抜根はできないものか
こうしたお悩みや疑問を持っている方も少なくありませんが、小さい木の伐採・抜根なら初心者でもできます。
ただし、自分で庭木の伐採・抜根をするときには以下のことを考えてみてください。
- 道具を揃えるための費用とプロ業者に任せる費用を比較する
- 3~5m以上の庭木を初心者が伐採・抜根する場合はリスク(危険性)が伴う
- そもそも自分で抜根作業をする必要性があるかを考える
こうした部分を考慮しても「自分で抜根作業をしたい」という方のために、次項では庭木の抜根作業におすすめの道具をご紹介していきます。
庭木の抜根作業におすすめの道具10選|ホームセンターでも購入可能
こちらでは「これさえ用意しておけば初心者でも抜根作業ができる」という道具をピックアップしました。
抜根道具 | 特徴 |
---|---|
ハイリフトジャッキ | 根っこの下から丸ごと引き抜くための道具 |
チェーンブロック | 根っこにフックを掛けて吊り上げるための道具 |
ハンマードリル | 自力では切断できないような太い・硬い根っこを切断するための道具 |
電動ノコギリ | 根っこが多い、太い、硬いなどの場合に使う道具 |
剪定ノコギリ | 自力で切断できる根っこ用の道具 |
剪定バサミ | 細かい根っこを切るために使う道具 |
剣スコップ | 掘る・根を切るの2つの用途に対応した道具 |
ハンドシャベル | 根っこの周りを細かく掘るために必要な道具 |
バール | 土に埋もれている根を引き抜く、根の切断などに使える道具 |
根切り | 地中の根っこを切断するのに特化した道具 |
それぞれの使い方・用途・価格相場などをまとめましたので、ぜひご覧ください。
抜根道具①ハイリフトジャッキ
ハイリフトジャッキは切り株の根っこを持ちあげる形で抜根する道具です。
根っこの下の方にジャッキを引っ掛けられれば、力がない方でも簡単に抜根作業ができます。
なお、切り株にロープなどを引っ掛けられる場合は、根っこの下の方まで掘らなくても引き抜けます。
ハイリフトジャッキはとても便利な道具ですが、値段が20,000円~30,000円とやや高額です。
継続して使用する予定がある方なら購入しても良いと思いますが、一回だけの作業であれば別の方法や道具を選んだ方が良いかもしれません。
抜根道具②チェーンブロック
チェーンブロックは切り株にフックを取り付け、滑車とテコの原理を使って根っこを丸ごと吊り上げる道具です。
工事現場で使われるような道具であり、DIYでの抜根作業にもよく使用されています。
ただし、チェーンブロックは使い方を理解する必要があり、初心者だと使いこなせない可能性もあります。
また、種類によって吊り上げられる耐荷重が異なるため、引き抜きたい根っこのサイズからある程度の重量を割り出すことが必要です。
種類・耐荷重によって値段の変動幅(5,000円~30,000円程度)が大きいので、購入する前に条件をしっかりと確認しておきましょう。
抜根道具③ハンマードリル
ハンマードリルは自力で根っこを切断できないときに使う道具です。
本来は金属・コンクリートなどに穴を空けるための電動工具なので、人力とはパワーが大きく異なります。
ハンマードリルの価格も種類によってバラバラですが、抜根作業に使うものとして考えるなら10,000円~20,000円くらいが相場です。
安いものだと付属のアタッチメントが少ない、または根切りに使えるアタッチメントが付いていないといったケースが考えられますので、事前に確認しておきましょう。
抜根道具④電動ノコギリ
土の下で絡み合う根っこを切るために用意したいのが電動ノコギリです。
根っこが太い、切らなければいけない根がたくさんある、といった場合に電動ノコギリは活躍してくれます。
電動ノコギリでほとんどの根っこを切ってしまえば、ハイリフトジャッキやチェーンブロックなしでも切り株を引き抜けるかもしれません。
なお、電動ノコギリの価格相場は5,000円~10,000円程度なので、普段からDIYをする方ならひとつ持っておいて損はないと思います。(ハイリフトジャッキやチェーンブロックとは異なり汎用性が高いため)
抜根道具⑤剪定ノコギリ
剪定ノコギリは自力で細かい根っこを切るときに使う道具です。
一般的なホームセンターでも販売されているため、すぐに手が入るところがメリットとして挙げられます。
ある程度の太さまでは剪定ノコギリでも対応できますが、根っこが太い場合には電動ノコギリとの使い分けを考えましょう。
剪定ノコギリの価格相場は2,000円~5,000円程度で、選ぶときは「刃渡りの長さ」「グリップ部分の持ちやすさ」を確認してみてください。
抜根道具⑥剪定バサミ
本来は枝や植え込みなどを切るために使う剪定バサミですが、根っこが細い場合には電動ノコギリや剪定ノコギリの代わりとして使用できます。
仮に抜根作業用として剪定バサミを購入する際は、開口部の広さを確認しておきましょう。
また、できるだけ作りが頑丈なもの、握りやすいものを選ぶというのも抑えておきたいポイントのひとつです。
そんな剪定バサミの価格相場は2,000円~3,000円程度です。
抜根や整地をしたあとに新しくガーデニングを始めるなら一緒に買っておいて良いと思います。
抜根道具⑦剣スコップ
先端が尖っているタイプのスコップを「剣スコップ」と呼びます。
剣スコップは切り株の周りを掘る、根を切るといった2つの用途に使える道具です。
抜根作業には「必須のアイテム」とも言えますので、ホームセンターで購入しておきましょう。
なお、剣スコップの価格相場は2,000円~5,000円程度となります。
庭があるタイプの家なら抜根作業以外でも使う機会は多いので、この機会に揃えてみてください。
抜根道具⑧ハンドシャベル
切り株の周りを大まかに掘ったあと、細かく土を掘り進めるのに必要な道具がハンドシャベルです。
抜根したい木の根っこと別の根っこの距離が近いときなど、細かい作業をするのに便利な道具となります。
ハンドシャベルは庭のDIYやガーデニングの必需品なので、剣スコップと一緒に買っておいて損はしません。
なお、シャベルもスコップも先端が剣型・角型の2種類があります。
抜根作業に向いているのは剣型なので、その点も覚えておきましょう。
抜根道具⑨バール
建築物の釘抜きや解体などに使われるL字型のバールは抜根作業でも活躍してくれる道具です。
比較的サイズの小さい切り株や根っこなら、L字型のバールを下に差し込み「テコの原理」で引き上げられます。
最後に残った細かい木の根っこを引き抜く際にも使えますので、自力で抜根作業をおこなう場合はバールも用意しておきましょう。
なお、バールの価格相場はだいたい1,000円~3,000円程度です。
抜根道具⑩根切り
バールのように頑丈かつ長さがあり、先端が角型スコップのようになっている「根切り」は抜根作業に特化した道具となります。
重量がある根切りであれば、体重が軽い方でも木の根っこを簡単に切断できます。
ただし、根切りは5,000円~7,000円程度とやや価格が高く、抜根作業以外ではあまり活躍の場がない道具なので、購入する際はよく検討しましょう。
自分で木の根っこを切っても大丈夫?抜根方法と手順を解説
冒頭でも伝えましたが、小さい木(3~5m以下)の抜根作業であれば初心者でも可能です。
ただし、自分で抜根作業をする際は正しい手順を理解しておくことが重要なので、こちらを参考にしてみてください。
切り株の周りを掘る方法
まず、撤去したい木を伐採して、切り株だけが残っている状態にしましょう。
次に、切り株の直径から一回りほど離れたところから土を掘り返していきます。
このときに使うのが「剣スコップ」で、掘り進めていき細かい根っこが出てきたら「ハンドシャベル」「剪定バサミ」に切り替えてみてください。
切り株を中心として円を描くように掘り進めると一回一回根っこの切断作業をおこなわずに済むので、結果的に作業全体が楽になります。
木の根っこを切る方法
切り株の周りを掘り終えたら、地中から出てきた根っこを切っていきましょう。
根っこ全体を細かく切断し、切り株を引き抜きやすい状態にするために「ハンマードリル」「電動ノコギリ」「根切り」などを使います。
地中に根を張っている部分が少なくなるほど切り株を引き抜く作業が楽になるので、この工程を重点的におこなうことが大切です。
切り株を引き抜く方法
根っこを切断したら、切り株を掴んで左右に揺らしてみましょう。
このとき切り株がグラグラしていれば、引き抜く準備は完了と言えます。
- 切り株を持ち、左右に揺らしながら人力で引き抜く方法
- 切り株に「L字型バール」を引っ掛けて人力で引き抜く方法
- 切り株に「チェーンブロック」のフックを引っ掛けて吊り上げる方法
- 切り株の下に「ハイリフトジャッキ」をかませて引き上げる方法
用意する道具によって引き抜く方法は変わってきますので、自分が扱えそうな道具を選ぶことが重要です。
なお、チェーンブロックやハイリフトジャッキがあれば、根っこが多少埋もれていても道具のパワーによって引き上げられます。
補足:木の根っこを処分する方法
抜根作業が終わると切り株や木の根っこなどの「ゴミ」が出てきます。
木のゴミの取り扱われ方は自治体ごとに異なるため、あらかじめ「可燃ゴミや粗大ゴミとして捨てられるのか」を確認しておきましょう。
仮に普段のゴミ収集で捨てられない場合は「廃棄物回収業者に依頼する」「近くのゴミ収集センター(廃棄物処理場)まで運ぶ」といった方法を取ることになります。
大きさにもよりますが、木の根っこを処分するときには数千円程度の費用が掛かります。道具を一から揃えた場合には少なくとも20,000円~30,000円程度は掛かるので、トータルすると専門の業者に依頼した方が安いケースも珍しくありません。
抜根作業や抜根道具に関してよくある質問
初めて抜根作業をする場合には色々な疑問点があると思います。
ここでは抜根作業・抜根道具に関してよくある質問をご紹介しながら、その内容に回答していきます。
抜根道具はレンタルできる?
ネット上には抜根道具のレンタルをおこなっているサイトもあります。
また、地域のコミュニティーサイトであるジモティーでは「抜根道具を格安でレンタルしている方」も見かけます。
1週間までのレンタルで3000円です。
引用:ジモティー|【レンタル】1tチェーンブロックと三脚 (抜根に!)
2週間では4000円で。
庭の植木の抜根にどうぞ!
・チェーンブロック:スリーエッチR-CB1TON
・三脚:タコマン三脚ヘッド、ベース、単管パイプ2m3本
・ベルトスリング:耐荷重1200kg、1m
・ロープ:約4m
こうした方が近くにいるならレンタルに頼っても良いかもしれません。
ただし、レンタルで借りた抜根道具を壊した・返却しなかったなどに対しては、弁償や預り金の没収といった条件が付いているので、あらかじめ確認しておいてください。
- 貸主とのトラブルになるリスクがある
- レンタルした道具で抜根ができるとは限らない
- あらかじめ道具の状態が確認できない
初めて抜根道具を使う方だと、なおさらトラブルが起こりやすいことが想定されます。
そのため、抜根道具のレンタルサービス利用は経験者向きと言えるでしょう。
プロ仕様の抜根機にはどんなものがある?
プロが使うような抜根機だと、重機のようなものも含まれてきます。
例えば外観や機能はショベルカーに近いもので、先端部分が根切りに特化した造りになっている重機などは実際に販売されていますが、初心者がこうしたプロ仕様の抜根道具・重機を使うことはまずありません。
仮に自宅の切り株が大きく、チェーンブロックやハイリフトジャッキを使っても抜根できない場合は、重機を使ったプロの作業に任せましょう。
自分でシマトネリコなどの樹木は抜根できる?
シマトネリコは自宅に植える庭木として人気があります。
ただし、成長スピードが早いので、数年で5~10m以上になることも珍しくありません。
このように大きく育ったシマトネリコが近隣の住宅の日当たりを阻害したり、夏に咲かせる大量の花が周りに散乱したりすることもあります。
結果的にシマトネリコの伐採を検討する方も少なくないのですが、5m以上に育った樹木の伐採・抜根はプロの専門業者に任せましょう。
抜根予定の根っこに蜂の巣が作られていた場合は?
切り株状態になった木の根っこに蜂が巣を作るケースは多々あります。なお、こうした場所に巣を作るのはスズメバチまたはオオスズメバチです。
どちらも危険性が非常に高いので、自分で対処しようとせず蜂駆除の専門業者に撤去を依頼しましょう。
抜根作業にお困りなら信太商店がおすすめ|即日見積もり・即日対応
事業者名 | 信太商店 |
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所在地 | 東京都渋谷区富ヶ谷2-5-6 |
電話番号 | 0120-937-277(フリーダイヤル) |
主要取引先 | NHK、防衛省、ヤマト運輸株式会など多数 |
産業廃棄物収集運搬業/営業許可 | 東京都許可 第1300154938号千葉県許可 第1200154938号埼玉県許可 第1100154938号神奈川県許可 第1400154938号群馬県許可 第01000154938号栃木県許可 第00900154938号茨城県許可 第008011154938号静岡県許可 第02201154938号 |
公式URL | https://www.shida-eco.com/ |
当社は東京都渋谷区に本社を構える産業廃棄物回収業者となりますが、庭木の伐採や抜根といったご依頼にも対応しております。
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こちらでは当社がおこなってきた伐採・抜根作業の一例をご覧いただけます。
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なお、以下では信太商店による抜根作業・整地作業の様子がご覧いただけます。
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電話番号 | 0120-937-277 |
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メールアドレス | shida@shida-eco.com |
問い合わせフォーム | https://www.shida-eco.com/contact |
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なお、現地でのお見積りが必要な場合でも費用は一切発生しません。「ひとまずいくらくらい掛かるのか聞いてみたい」といったお電話も大歓迎しております。
まとめ
庭木の抜根作業におすすめの道具、実際に抜根作業をおこなう手順を解説してきました。
冒頭でもお伝えしましたが、初心者の方が自力で伐採・抜根できるのは3~5m以下の小さな木のみです。
5m以上の木を伐採・抜根するのにはリスクが伴いますので、無理に自分で作業しようとせず、プロの業者を頼ってください。
信太商店ならお客様のご予算に合わせた作業内容をご提案できます。
お見積りは完全に無料、問い合わせフォームからご相談も可能ですので、お困りの際は当社をご利用いただければ幸いです。