FRPボート(FRP船)の処分方法と費用は?廃船の解体・処分なら信太商店
  • FRPボートの処分方法は?
  • FRPボートの処分費用はいくら?
  • FRPボートの処分におすすめの業者は?

この記事では、ご覧のような疑問を解消するためにFRPボート(FRP船)の処分方法・処分費用について解説していきます。

FRPボートとは、名前の通り船体の素材に「FRP=ガラス繊維強化プラスチック」を使用している船のことです。
軽量性や耐久性に優れていることから、現在は多くの船にFRPが使われています。

そんなFRPボートの処分方法は大きく分けて「FRP船リサイクルシステムの利用」「廃棄物処分業者への依頼」の2つです。

ここでは、それぞれの処分方法と実際に掛かる処分費用を詳しくまとめました。
また、FRPボートの処分におすすめの廃棄物処理業者に関する情報もご紹介していきます。

こちらをご覧いただけば「FRPボートを処分するまでの流れ」と「できるだけ安くFRPボートを処分する方法」が分かりますので、ぜひ参考にしてみてください。

FRPボート以外の船の処分については、以下の記事を参考にしてください。

FRPボート(FRP船)とは?

FRPボートとは、船体の素材に「FRP=ファイバー・レインフォースド・プラスチック」を使っている船のことです。

ガラス繊維をポリエステル樹脂でコーティングした素材をFRPと呼びますが、現在は船だけでなく車のパーツや浴槽などにもよく使われています。
そんなFRPボートはアルミボートや木船と異なり、特定の処分方法(リサイクル)が推奨されています。

また、船自体の利用目的によっても処分の手続きが変わってきますので、FRPボートの所有者やこれからFRPボートを購入する方はよくその内容を理解しておきましょう。

FRPボート(FRP船)の処分方法について

船というのは漁船なのかレジャー船なのかによって処分の仕方や手続きの内容が変わってきます。
これはFRPボート(FRP船)に関しても同様です。

漁船(商業利用)の場合は産業廃棄物として扱われ、レジャー船(個人の趣味用)の場合は一般廃棄物として扱われます。

まずは、それぞれの処分方法や手続きの違いを解説していきますのでご覧ください。

漁船(商業利用)の処分方法【産業廃棄物扱い】

漁船など商業用に使っていたFRPボートは産業廃棄物扱いとなります。
産業廃棄物は一般廃棄物とは異なりますので、自治体の枠を超えて処分を依頼することが可能です。

ただし、所有するFRPボートを漁船として登録していた場合には各自治体へ「廃船(返納)届」を提出し、所定の手続きを取らなければなりません。

また、JCI(日本小型船舶検査機構)に登録している場合は、同機構に対して「抹消登録申請書」の提出と「2,950円の手数料」を支払うことになります。

個人船(レジャー・釣りなど)の処分方法【一般廃棄物扱い】

レジャーや釣りなど、個人使用を目的としたFRPボートは一般廃棄物扱いになります。
一般廃棄物とは日常的に出るゴミや粗大ゴミのことを指しますが、船のように大きなゴミを回収してくれる自治体は基本的にありません。

そのため、個人船の場合もFRP船リサイクルシステム対応の販売店か産業廃棄物処分業の認定業者に回収の依頼を出すことになります。

なお、個人船は必ずJCI(日本小型船舶検査機構)に登録をおこなっているので、処分するときには「抹消登録申請書」の提出と「2,950円の手数料」の支払いが発生します。

ただし、漁船とは異なり各自治体に廃船の届け出を提出する必要はありません。

FRPボート(FRP船)の処分費用について

FRPボートの処分費用は船体の大きさ(全長)や船の種類によって変わってきます。
この条件は漁船(産業廃棄物)でも個人船(一般廃棄物)でも同じです。

FRP船の船種及び船首から船尾までの実測の長さ(全長:LOA)により分類して設定しています。
本システムの参加事業者によるFRP船は、各事業者自らリサイクル料金の設定・発表をしています。

事業概要|日本マリン事業協会

FRPボートは素材の特殊さから適切な処理(リサイクル)を求められています。
その処理を任されているのが「一般社団法人・日本マリン事業協会」です。

同社団法人に登録してある販売店であればFRP船リサイクルシステムの申請を出せますが、このとき掛かる費用は以下の通りです。

FRP船リサイクル費用

たとえば「全長9m以上10m未満のオープンボート」をリサイクルに出す場合は「リサイクル費用:190,080円」「運搬料:55,000円」「その他諸費用」が掛かるということです。

諸費用の内容にもよりますが、最低でも30万円~40万円くらいは見積もっておいた方が良いでしょう。
ちなみに船を停泊している場所や地域によっては、さらに費用が高くなる可能性も充分あります。

なお、上記の費用と比べると産業廃棄物の回収を専門とする業者の方が安く済むこともあるので、双方の見積もりを取ることをおすすめします。

FRPボート(FRP船)リサイクルシステムの流れ

ここではFRP船リサイクルシステムの流れをご紹介していきます。

  1. 登録販売店で受付をおこない「FRP船リサイクル管理票」を取得
  2. リサイクル料金の支払い
  3. 自身立ち合いのもと登録販売店へFRPボートの引き渡し

それぞれの手順を詳しく見ていきますので参考にしてください。

①登録販売店で受付をおこない「FRP船リサイクル管理票」を取得

FRPボートをリサイクル処分する際は「一般社団法人・日本マリン事業協会の登録販売店」の中から処分を依頼する店舗を選んでください。

登録販売店で手続きをすると「FRP船リサイクル管理票」「FRP船リサイクル連絡票」を発行してくれます。
この管理票および連絡票は船体の回収やリサイクル費用の支払いに使用するので、紛失しないよう大切に保管しておきましょう。

②リサイクル料金の支払い

FRP船リサイクル管理票および連絡票を受け取ったら、次に同書面に記載されているリサイクル費用・運搬料の支払いをおこないます。

支払いが済んだら払込票の半券を「FRP船リサイクル管理票」に貼り付け、その書面自体をコピーしてください。

そして、コピーした「FRP船リサイクル管理票(半券貼り付け済み)」をファックスでFRP船リサイクルセンターに送ります。

これでFRP船リサイクルシステムを利用する手続きは完了となり、あとは運搬業者の回収を待つだけとなります。(自身で船を持ち込む場合は別)

なお、原本であるFRP船リサイクル管理票は5年間の保管が必要です。

③自身立ち合いのもと登録販売店へFRPボートの引き渡し

最後は「FRP船リサイクル管理票」に記載された日時にFRPボートの回収をおこなってもらいます。
なお、引き渡しには自身の立ち会いが必要です。

また、自身で船をリサイクルセンターまで移動させる場合は日にちと時間厳守で持ち込みをしてください。
そこで引き渡しが終われば、無事にFRPボートのリサイクル処理が完了となります。

ちなみに船の回収後に受け取る「船体引渡証明書」と事前に貰っている「FRP船リサイクル管理票」はJCI(日本小型船舶検査機構)の抹消登録手続きに使えるので、どちらも大切に扱いましょう。

【FRP船リサイクルシステムの利用および引き渡し時の注意点】

  • 北海道・沖縄・その他離島などは別途作業料金や運搬料金が掛かることもある(要確認)
  • 自身で廃船を持ち込んだ場合は下架料金が掛かることがある
  • リサイクルシステム申し込み時には身元確認のために運転免許証や住民票などが必要となる

参考:手続き方法|一般社団法人・日本マリン事業協会

FRPボート(FRP船)の処分に関してよくある質問

ここからはFRPボート(FRP船)の捨て方などに関してよくある質問に答えていきます。

FRPボート(FRP船)の捨て方や廃船の手続きは?

FRPボートは自分で捨てられるようなものではありません。
そのため、必ずリサイクルシステム対応の登録販売店か産業廃棄物処分業者を利用することになります。

また、廃船の手続きは自身でおこなうことになりますので、JCI(日本小型船舶検査機構)と各自治体に必要な書類を提出してください。

  • 漁船の場合:船を登録した自治体に廃船(返納)届を提出する(JCIに登録していた場合は同機関でも手続きをおこなう)
  • 個人船の場合:JCIにて廃船の手続きをおこなう

なお、廃船手続きに必要な書類等は「JCI(日本小型船舶検査機構)」を参考にしてください。

FRPボート(FRP船)を廃棄するときに使える補助金はある?

自治体によっては廃船費用に対して補助金を出しているところもあります。

御蔵島村廃船処理費用補助金交付要綱
(補助金額)
第四条 補助金の額は、予算の範囲内において、廃船処理費用に二分の一を乗じて得た額とし、この場合において千円未満の端数が生じた場合にはこれを切り捨てるものとする。

御蔵島村廃船処理費用補助金交付要綱|御蔵島

こちらは伊豆諸島のひとつ「御蔵島」における補助金の参考例です。
ただし、こうした補助金を採用している自治体はごくわずかとなります。

FRP船リサイクルシステムが使える船の基準は?

FRP船リサイクルシステムが使えるのは以下に該当する船です。

  • FRP船
  • FRPと軽合金の複合船
  • FRPコーティングがされている木造船

カーボンやケブラー、ABSといった素材を使っている船はFRP船リサイクルシステムの対象外となります。
また、切断されている船も対象外です。

自身の船がリサイクルに対応しているかどうか分からない場合は、所有している船の製造元やメーカーに問い合わせてみましょう。

FRPボート(FRP船)の処分なら信太商店にお任せ

FRPボートの処分に困っている場合は「信太商店」までご連絡をください。
信太商店は関東全域をカバーする産業廃棄物処分業者で、これまでにも数多くの廃船を処理しています。

もちろんFRPボートも適切な形で処分することが可能であり、場合によってはリサイクルシステムを利用するよりコストが安くなるかもしれません。

ここでは当社の会社情報や廃船処理の実績、処分に掛かる費用などをご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

信太商店の会社情報

     
事業者名 信太商店
所在地 東京都渋谷区富ヶ谷2-5-6(本社)
東京都渋谷区笹塚3-44-8(笹塚営業所)
設立年月日 平成22年(2010年)4月23日
主な事業内容 ・産業廃棄物収集運搬業
・一般貨物自動車運送業
・沈没船引き揚げおよび解体処分等
・樹木の伐採および木材販売事業
・リサイクル事業
・蜂の巣駆除および回収
取引先・一例 NHK、防衛省、ヤマト運輸株式会社など多数
許可・免許等 【産業廃棄物収集運搬業】
・東京都許可   第1300154938号
・千葉県許可   第1200154938号
・埼玉県許可   第1100154938号
・神奈川県許可 第1400154938号
・群馬県許可   第01000154938号
・栃木県許可   第00900154938号
・茨城県許可   第008011154938号
・静岡県許可   第02201154938号
【特別管理産業廃棄物収集運搬業許可】
・東京都
・千葉県
・神奈川県指令 資循第6002号
【ほか許可・免許等】
・古物商
・一般貨物自動車運送業
・解体工事業
・移動式クレーン免許/小型移動式クレーン
2級建築施工管理技士/フォークリフト
酸素欠乏危険作業主任者など
営業時間 受付時間 8:00~20:00
業務時間 24時間対応
公式URL https://www.shida-eco.com/

当社は東京都渋谷区に本社を構える産業廃棄物処分業者・不要品回収業者です。
自宅にある不要物から大型の船舶まで、どんなものでも処分・回収をおこなっています。

もちろん作業をするエリアでは産業廃棄物収集運搬業の許可を取得済みです。
また、設立から12年ながら公的機関や大手企業様からのご依頼にも対応させてもらっています。

信太商店のFRPボート処分実績

信太商店ではこれまでに以下のような船の処理作業をおこなってきています。

ご覧のように32フィートという大きさの船舶から小型のFRP和船まで、あらゆる船の処分や解体を引き受けています。

また、当社では作業の光景を動画でも公開していますので、興味がある方はぜひご覧ください。

信太商店のFRPボート処分費用

信太商店ではどんな船でも「1kgあたり150円」で処分をおこなっています。
ちなみに運搬費用は掛かりません。

このように分かりやすい料金設定となっていますので、初めての方でも安心してご相談いただけると思います。

なお、船の大きさや重量によってはFRP船リサイクルシステムを利用するより安く済むケースも多々ありますので、一度所有している船の全長・重さを確認してみてください。

すでに陸揚げされている船やその場で解体作業が可能な状況であれば、さらに費用を抑えることができます。

参考:船の処分|信太商店

信太商店なら手漕ぎボートやクルーザーの処分も可能

信太商店ではFRPボートだけでなく手漕ぎボートやクルーザーなどの回収にも対応しています。
また、沈没している船でも引き揚げをしてからの解体処分が可能です。

そのほか船内にゴミ・私物・オイル等が残っている状態でも作業できますので、所有者が分からず放置されたままの船を処分したいという自治体の方はぜひご相談ください。

信太商店にFRPボートの処分を任せる際の流れ

FRPボートの処分をご依頼いただくまでの流れは以下の通りです。

  1. 電話・メールで問い合わせ
  2. 作業内容の聞き取り
  3. 現地での無料見積もり
  4. 作業日を決定
  5. 当日、作業の実施

当社では現地での無料見積もりを実施しております。
そのため、後から想定外の追加料金を請求するようなことはありません。

仮に別作業分の料金が発生する場合には見積もりの時点でしっかりとお伝えしますので、お客様が納得した上で船の処分をお任せいただけます。

なお、何か分からない点や聞いてみたい点がある場合は、以下の電話番号・メールアドレス・問い合わせフォームまでご連絡ください。

     
電話番号 フリーダイヤル:0120-937-277
笹塚営業所:03-6381-6141
問い合わせフォーム https://www.shida-eco.com/inquiry
メールアドレス shida@shida-eco.com

まとめ

FRPボート(FRP船)の処分方法や処分費用について詳しく解説してきました。

本文でも説明したように、FRPボートを処分する方法には「リサイクルシステムの利用」と「産業廃棄物処分業者への依頼」の2通りがあります。

リサイクルシステムの利用もおすすめではありますが、回収までに時間が掛かるところや費用面で高くなりがちなところは少々デメリットに感じられる部分です。

信太商店ではそういったデメリットを感じさせないよう「スピーディーな対応」「明確な料金設定」を心掛けています。

できるだけ早く、できるだけ安くFRPボートを処分したい方は、ぜひ当社までご相談ください。

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