「石を割る時の手順は?」
「石を割るにはどのような道具が必要?」
そのような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
石を割る作業では、必要な道具と、簡単に割るためのコツがあります。
本記事では、石を割るプロが、石を割る時の「道具」「手順」「注意点」について解説します。
結論から言うと、大きな石を初心者が割るのは非常に危険です。
記事を読んで大きな石を割る手順について学び、どのように石を処分するかの参考にしてください。
石を割る時に使う道具とその特徴
石を割る時には多くの道具を利用します。
たくさん種類のある道具の中から、割りたい石に合わせて道具を選ぶことが重要になります。
最適な道具を選べるよう、それぞれの道具の特徴について解説していきます。
ハンマー
ハンマーは、石頭と呼ばれる刃の部分で石を叩いて割る、基本的な道具です。
石頭の形状や大きさによって、割る石の大きさや硬さに適した種類があり、主に以下の3種類があります。
ハンマーの種類 | どのような場面で最適か |
---|---|
平型ハンマー | 石頭が平らな形状のハンマーで、石の割れ目を広げるのに適しています。 |
槌型ハンマー | 石頭が槌型の形状のハンマーで、石を細かく割るのに適しています。 |
コヤスケ型ハンマー | 石頭がコヤスケ型の形状のハンマーで、多くのに適しています。 |
上記のように種類があり、状況に応じて最適なものを選択することで、効率よく石を割ることができます。
セリ矢
セリ矢は、石を割るためのくさびで、ハンマーで叩いて打ち込んで使用します。
石の硬さに応じて材質や形状が異なるため、最適なものを選ぶ必要があります。
材質 | 鉄製 | 硬い石を割るのに適している | |
---|---|---|---|
銅製 | 柔らかい石を割るのに適している | ||
形状 | 平型 | 石を割る際によく使われる形状 | |
三角型 | 石を割る際に力を入れやすく、割れやすい形状 |
上記の表を参考に、割る石に最適なセリ矢を選びましょう。
ハンマードリル
ハンマードリルは、石目に沿って石に穴を開ける道具です。
ドリルピットとは、ドリルの先端についているアタッチメントです。
石に穴を開けるための硬い刃で、回転することで石に穴を開けていきます。
また、開けたい穴の深さ・大きさに応じてドリルピットを選ぶことで、希望通りの穴を開けることができます。
セットウ
セットウとは、コヤスケやたがねを叩くためのハンマーのことで、ハンマーよりも軽量なものを指します。
たがね | 石の割れ目を整え、割れやすくする。 |
---|---|
コヤスケ | 石の表面を削り、形を整える。 |
ハンマーで叩くと、加減が難しく、石を割りすぎたり、割れ目が歪んだりすることがあります。
セットウはハンマーほどのパワーはありませんが、力加減を調整しやすくなり、きれいに割ることができます。
安全を確保するための道具
安全メガネ
安全メガネは、石を割るときに発生する石の破片や粉塵から目を守る道具です。
石や粉塵は、目に入ると、視力低下・失明につながる可能性もあります。
大切な目を守るためにも、石を割るときは必ずつけるようにしましょう。
防塵マスク
防塵マスクは、ハンマードリルで石を削るときに発生する粉塵を吸わないようにする道具です。
粉塵を吸い込むと、呼吸器に甚大なダメージを与えることがあり、じん肺などの病気になるおそれがあります。
作業時には必ず揃えておくべきアイテムです。
手袋
石を割るときに、手を怪我しないように守ってくれるのが手袋です。
ハンマーなど道具が手に当たった場合や、割った石が手に当たった場合に、怪我を最小限に抑えてくれます。
安全のためにも、石を割るときには必ず手袋をするようにしましょう。
大きな石を割る方法
必要な道具を準備したら、次はいよいよ実際に石を割る作業です。
大きな石を割る手順は、以下の通りです。
- ドリルで穴を開ける
- 開けた穴にセリ矢を差し込み
- ハンマーでセリ矢を打ち込む
以下の動画でも解説しています。
それぞれの作業工程について、詳しく解説をします。
1.ドリルで穴を開ける
まずは、ドリルで石に穴を開けていきます。
セリ矢を差し込むための穴になるので、ドリルの刃のサイズと、セリ矢のサイズが合っているかどうかはチェックしておいてください。
使っているドリルのパワーや、石の固さにもよりますが、1つの穴を開けるのに数分かかります。
石を効率よく割るために、できるだけ深く穴を開けましょう.
2.開けた穴にセリ矢を差し込む
ドリルで穴を開けたら、セリ矢を差し込みます。
セリ矢の先が、開けた穴に入るようにしっかりと差し込みましょう。
3.ハンマーでセリ矢を打ち込む
差し込んだセリ矢を、ハンマーを使って徐々に深くまで打ち込んでいきます。
力強くしっかりと打ち込むことで、セリ矢が深くまで入り、石が割れます。
石にヒビが入り、分断することができたら、バールなどを使って岩を引きはがします。
小さな石を割る方法
次に、小さな石を割る手順について解説をします。
- 割りたい部分にコヤスケをあてる
- コヤスケをハンマーで叩く
具体的に解説をしていきます。
1.割りたい部分にコヤスケをあてる
まずは、小さな石の割りたい部分にコヤスケをあてます。
このときに、石目があれば、石目に沿ってコヤスケの刃をあてることがポイントです。
(※石目とは、石の表面にある細かい溝のことを指します。)
2.コヤスケをハンマーで叩く
コヤスケを割りたい部分にあてたら、ハンマーで叩いていきます。
小さい石だと、あてていた刃がずれ、思うように割れない可能性があります。
慎重に叩いていきましょう。
石を割る時の注意点
石を割る時には、次の3つの注意点があります。
- 必要な装備をつけて安全確保する
- 割る方向に注意する
- 技術と手間が必要
それぞれの注意点を理解していないと、事故につながる危険性や、「うまく割れなかった」となる可能性がありますので、しっかりと把握しておきましょう。
必要な装備をつけて安全を確保する
石を割る時には、必要な装備を身につけ安全を確保するようにしましょう。
石を割る時には、石の大きさや、使う道具によって、危険が伴うものです。
例えば、ドリルで穴を開けると、削った石が飛び散り、肌に当たって怪我をしたり、目や口に入る可能性もあります。
そのため、安全な装備を着用して作業をすることが重要です。
石を割る作業に適した「ゴーグル」「ヘルメット」「安全靴」などを、丈夫な素材でできた装備を用意することが大切です。
特に、大きな石を割る場合は、落下してつま先に落ちる可能性もあります。
つま先を保護するために、安全靴を履くようにしましょう。
簡単に割るには、石目を見つけることが重要
石には、「石目」という表面に細かい溝が入っていることがあります。
この「石目」は、石の割れやすい方向を示しており、石目に沿って割ることで、きれいに割れます。
そのため、石を割る際には石の表面をよく観察し、石目を見つけましょう。
石目を見つけたら、石目と平行になるように、割りたい方向に線を引きます。
あとは、引いた線に沿って、ハンマーやセリ矢で叩いて割ります。
技術と手間が必要
石を割る作業は、技術と手間がかかる作業です。
特に、大きな石を割る際は、削った石が飛んできて、怪我をすることもあります。
石目を見つけて、割る方向に注意をしていても、思うように割れないこともあります。
また、石の固さや大きさによっては、なかなか割れず時間がかかります。
大きな石の処分するために石を割る必要がある場合は、プロの業者に石割りを依頼するのも1つの選択肢です。
業者に依頼すると費用がかかりますが、石を割るための肉体的・精神的な負担はなくなりますし、時間もかかりません。
大きな石を処分する費用の相場や、依頼できる業者については、こちらの記事にまとめてあります。
石割りや自然石撤去なら信太商店へ
大きな石の処分を依頼するのであれば「信太商店」にお任せください。
信太商店は関東全域(+静岡県)をカバーする不要品回収業者であり、処分が難しい石の撤去も行なっています。
石処分の実績が豊富と明瞭な費用
これまでに信太商店がおこなってきた不要な石の処分実績は以下の通りです。
渋谷区内解体工事現場での庭石の石割り作業
世田谷区庭石一部解体撤去
神奈川県庁施設内10トン自然石撤去作業
信太商店は自治体からも依頼を受けるほど信頼性があります。
庭石などを撤去する場合には自宅の敷地まで業者が入ってきますが、そういったときも実績・信頼性に優れた信太商店にお任せいただければ安心だと思います。
なお、石の処分に掛かる費用の目安は、1kgあたり40円です。
他にクレーン等を使用する場合は1日当たり30,000円程度の追加費用がかかります。
コストが気になる方には費用が抑えられるような方法も提案しています。
石処分を依頼する際の流れ【見積り無料】
信太商店に石の処分を依頼する際の流れは以下の通りです。
- 電話・メールで問い合わせ
- 作業内容の聞き取り
- 現地での無料見積もり
- 作業日を決定
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信太商店は年中無休で営業をおこなっています。
電話またはメールでも概算の費用を提示できますので、まずは気軽にご連絡ください。
お問い合わせの際には、以下の情報をお伝えください。
- 石のサイズ(たて、よこ、高さ)
- 石の色や模様の有無
- 置いてある場所から道路までの状況
写真があれば弊社まで送っていただけるとスムーズになります。
仮に現地調査が必要な場合でも見積もりはすべて無料です。
実際に依頼を受けるまではいっさい費用が掛かりません。
電話番号 | 0120-937-277 |
---|---|
メールアドレス | shida@shida-eco.com |
見積もり問い合わせフォーム | https://www.shida-eco.com/contact |
まとめ
本記事では、石を割る時に必要な道具と、手順について解説をしました。
石を割る時には、安全のため、必ず必要な装備があります。
また、周りへの被害が出ないよう、注意を払う必要があります。
今回の記事を参考に、必要な装備を揃えてから、安全に石を割ってみてください。