先週末の休日は千葉県東金市にある製材所で製材の行程を見学。
写真に写っている杉の銘木は製材していただいた後私の家で洗面台と敷台として使用されます。敷台とは玄関土間に使う板です。
直径100センチを超える300年生の為、半分ずつ使わせていただきました。
半分のところに割れが有ったので丁度よかったです。
次の写真は左官屋さんが私の家の土間で洗い出し作業を行っている写真。
最近は滅多にみないですが洗い出しは日本特有の技術で左官の中でも特に高度な技術が必要とされています。
今は施工方法が少し楽になりましたが今でも「刷り込み」と「押さえ」が決め手のようです。
京都に行った際に洗い出しの土間を見てその魅力に取りつかれてしまい、この技術を身近に見たいと思い自宅に施工してもらいました。
施工していただいた左官屋さんは皆70歳を超える高齢の左官屋さん。やはり洗い出しには熟練の技術が必要です。
間近で見た技術、洗い出しによって石が出た瞬間には思わず感動してしまいました。
ちなみに今回使用した石は「大磯」です。昔は神奈川県大磯町で取れたためこの名前でしたが今はフィリピンなどからの輸入品だそうです。そのほか洗い出しで使われる「那智黒石」も輸入品です。
洗い出し、左官好きの方にはおすすめです。サイディング工法が主流の今の日本では将来見られなくなる技術だと思います。